
唐津研修会、無事修了いたしました。
6月27日28日「知る・愉しむ~日本の器産地研修会 唐津編」、15名の方にご参加いただき、二日間の全行程を無事に終えることができました。開催前は台風の影響で羽田からの飛行機が運航するか心配されましたが、当日は見事な晴天に恵まれ、唐津の美しい景色と初夏の清々しい空気の中で皆さまとともに豊かな時間を過ごすことができました。ご参加いただきました皆さま、そして温かくお迎えいただきました唐津の窯元の皆さま、関係者の皆さまに心より深く感謝申し上げます。
■ 唐津の歴史、美意識、手仕事のぬくもりに触れる二日間
今回の研修会では、単に器を買い求める旅ではなく、唐津という土地の背景や美意識、そして作り手の思いに深く触れる行程をご用意いたしました。
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唐津の歴史と町並み散策 呉服町や旧高取邸、呼子朝市、名護屋城跡などを巡り、唐津の豊かな歴史や風土を体験しました。(各施設のボランティアガイドの方が素晴らしく、大変勉強になりました。)
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窯元訪問(中野陶痴窯さま/中里太郎右衛門窯さま/健太郎窯さま) 職人の手仕事や窯元の歴史に直接触れ、器ひとつひとつに込められた思いやストーリーを深く伺う貴重な時間を過ごしました。
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歴代の器で味わう特別な宴 初日の夜は、佐賀マイスター・石田貴之シェフによる唐津の味覚を、中里太郎右衛門家歴代の器にていただく特別な夕食会を開催。当代中里太郎衛門様も同席くださり、伝統の器と現代の食が織りなす豊かなひとときを堪能することができました。
■ 参加者さまから寄せられたお声
ご参加いただいた皆さまより、胸が熱くなるような温かい感想をたくさんいただきました。その中のおひとり、インテリアのお仕事をされているT様からのお声をご紹介させていただきます。
【Tさまのご感想(抜粋)】
「私にとって、この2日間は忘れられない特別な時間になりました。 目に映る景色、いただくお食事、訪問させていただいた窯元、そして参加者をはじめこの旅で出会った方々……その全てが大変素晴らしく、感動の連続でした。素朴でありながら奥深い『唐津焼』の魅力はもちろんのこと、その背景にある唐津という町の歴史、自然、文化の層の厚さに直接触れられたことで、土地と器が織りなす情緒に深く心を動かされました。
帰り道、電車の車窓から見えた唐津城と海に映る夕日を眺めながら、『本当に素敵な旅だったな』としみじみ過ごしておりました。
第14代中里太郎右衛門先生を囲みながら、一つひとつ丁寧に選ばれた唐津焼の器に盛り付けられた石田シェフのお料理をいただいた時間は、本当に贅沢で特別でした。お料理の美味しさはもちろん、器と料理がつくる空間の空気感にすっかり夢中になっていました。
旅の余韻の中でふと、自分が仕事で向き合っているインテリアにもすごく通じるなと感じました。 器という限られた空間の中で、お料理をどう置くか、どう見せるか。一皿一皿を見ていると、器は空間でいう『造作』、お料理はその空間を彩る『家具やインテリア小物』。全体のバランス、色味や遊び心、アクセント、そして余白の使い方まで含めて、すべてが合わさってひとつの世界観になっており、『器は料理の着物』という言葉はまさにこういうことなんだなと改めて感動いたしました。
実家の母に今回のお土産話をすると大変興味深く聞いてくれ、『次回参加したい』と言っていました。少し親孝行ができるかもしれないなと密かに思っています。このような時間を過ごすことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。」
■ 未来へ繋ぐ「器の背景を知り愉しむ豊かな時間」
本活動は、器を単なる「消費されるモノ」としてではなく、背景を知り、日々の暮らしに寄り添うかけがえのない存在として慈しむ人を増やし、日本の器文化の未来へ繋ぐことを目的としております。今回のご参加者様のお声のように、ご自身のお仕事や暮らしの感性と共鳴し、さらにご家族や大切な方へとその感動が広がっていくことこそ、私どもが目指す「使い手の裾野を広げ、未来へ繋ぐ」姿そのものです。
「知る・愉しむ〜日本の器」では、今後も日本の素晴らしい器文化を次世代へ継承し、使い手と作り手を繋ぐ様々な活動・研修を展開してまいります。
